お出掛け2022 |
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当初の行動予定表はこちら(PDFファイル)
☆スルメイカの如く日本沿岸をぐるっと鉄路で廻る旅も、残されるは本州東北の太平洋沿岸のみとなり、先ずは茨城・福島・宮城の沿岸部と岩手三陸沿岸路線を北上。その後青森から北海道に入り、未踏の奥尻・利尻に上陸と、'17年の北海道旅行では雨に祟られた道北バス路線を反対側から北上。最後は宗谷本線全線を鈍行で走破するという企画。日程は8月11日から15日までの4泊5日で、例年よりは短めで体力温存な旅。 |
■2022年8月11日 初日は常磐線を起点として仙台経由で三陸鉄道を走破と一日乗り潰し。行程は地元から、水戸→いわき→原ノ町→仙台→石巻→前谷地(BRT)気仙沼(BRT)盛(三陸鉄道)釜石(三陸鉄道)宮古と移動。因みにBRTとはバス・ラピッド・トランジット(Bus Rapid Transit)の略で、東日本大震災の津波で流された路線(気仙沼線・大船渡線)を、バス専用路線として復活利用するもので、運営はJRなので18きっぷでも利用可能な優れもの。 |
初日は今旅最長の移動距離と時間の乗り継ぎだったが、全て予定通りで逆に珍しいパターンでした。暑かったのも石巻までで、それ以北は涼しく天気も良くて完璧な旅行と相成りました。初日の印象としては、いわき以降の福島県内は津波と原発被害で海側に建物が無かったのに気付いた次第。そして宮城に入ると、ずっと続くクッソ高い堤防で海がほとんど見えず風光明媚には程遠いし、海沿いの街並みが消滅して高台に移転するのは良いけど、都市近郊の新興住宅街な態で観光を「捨てちゃったの?」てな感じで、復興とは云えなんか違和感がある印象でした。 |
■2022年8月12日 二日目は岩手県宮古市を起点として青森県を通過後、北海道に入りフェリーで奥尻島に渡るという計画。行程としては宮古(三陸鉄道)久慈→八戸→青森→蟹田→三厩→津軽二股→奥津軽いまべつ(18きっぷオプション券)木古内(バス)江差港(フェリー)奥尻港を目指すもの。この日は旅の目的である津軽線を経由して『奥津軽いまべつ~木古内間を18きっぷオプション券で渡る』という課題があり、'19年に未達成に終わった行程に再チャレンジと相成りました。 |
二日目は東北北部豪雨の影響を受けて津軽線が不通となり、二回連続で『18きっぷオプション券』で北海道に渡るというプランが敢え無く未達成となったが、北海道に入ってからの好天気で一気に取り戻せたかと。あと、奥尻島での夕餉だが、爽やかな陽気、感動的な月光、ライトアップされた鍋釣岩と、最高のシチュエーションでの『ビール&つまみ』はこの世の天国だったのに、喰い終わり際に「変な味がするな」と思ったら、居ましたカメムシが… これは最初っからでなくて、食している途中で入り込んできたらしく、お陰で感動も一気に消え失せてその場から退散と相成りました。 |
■2022年8月13日 三日目は奥尻島をバスで周回した後に、青苗地区を探訪し津波資料館を見学。以降奥尻空港から札幌丘珠空港行きのローカル路線で札幌へひとっ飛び。あとはひたすらオホーツク沿岸の紋別を目指すというもの。行程としては奥尻空港(HAC便)札幌丘珠空港(バス)栄町(地下鉄)すすきの(地下鉄)札幌(特急)旭川(特急)遠軽(バス)紋別で18きっぷは不使用。 |
三日目も引きつづき好天に恵まれて、奥尻~札幌~旭川までは順調に移動するも、旭川から先が大雨で予定が狂いかけた。列車で上川を過ぎて北見峠に差し掛かった辺りから雨が強くなりはじめて、白滝から先は徐行運転となり丸瀬布駅で遂には抑止。お陰で遠軽駅には15分遅れで到着となり、遠軽駅~遠軽バスターミナルの移動込みでも18分の余裕があったのに、3分しか余裕がないうえ土砂降りの中をダッシュしてバスに飛び乗った次第。よって、遠軽駅と遠軽バスターミナルの写真は撮れなかったし、北紋バスもピンボケで三日目の最後はgdgdとなりましたとさ。 |
■2022年8月14日 四日目は紋別からオホーツク海沿いをひたすら北上して稚内を目指し、稚内からフェリーで利尻島へ渡るプラン。行程としては紋別(北紋バス)雄武(宗谷バス)枝幸(宗谷バス)浜頓別(宗谷バス)稚内(フェリー)利尻鴛泊港となり、紋別~稚内は雨に祟られた'17年のオホーツク沿岸南下コースのリベンジも兼ねていました。 |
四日目は終日快晴で雨に祟られた'17年の道北旅行のリベンジとなりました。利尻では夕方の磯辺での呑み宴に気合いを入れるも、近所のコンビニ(セイコーマート)がコロナで早仕舞い(19時閉店)となるらしく、急ぎ酒と食材を買いに走るもめぼしいものは既に売り切れており、売れ残り品での宴とスケールダウンしたのです。あと、宿の部屋だが予約時には『海の見える部屋』で予約したのに、案内されたのは四畳一間の独居房。さらに窓からは海どころか隣の建物の壁だし、エコキュート?のモーター音が五月蠅い等々… せっかくの感動が宿のせいで台無しでしたわ。 |
■2022年8月15日 五日目は旅も終わりの最終日。この日は一路東京を目指すだけだが、旅の目的のひとつで『稚内から札幌・新千歳空港までを、8~9時間かけて各駅列車で走破する』という企画がメイン。行程は利尻(フェリー)稚内→名寄→旭川→岩見沢→札幌→新千歳空港(ANA便)羽田空港と至り、以降乗り継いで自宅までって感じですわ。 |
五日目も何とか天気がもってくれたのと、心配した列車の遅延による接続エラーで飛行機が云々な、ってことにもならなくて良かったです。この日メインの宗谷本線各駅移動だけど、本当は冬場の下り線(旭川→稚内)でやりたかったけど、よく考えたら北海道の普通車両って冬場は二重窓で開けられないし、窓も曇って景色どころじゃないと気づいたので、今旅を以て宗谷本線踏破は卒業とします。最終日は初日バリの移動距離で鉄道を乗りまくったけど、テンションが上がらなかったのは、やはり帰路ということで寂寥感があったからでしょうか。 |
☆今旅の総括。一部荒天で未達成な件はあったが、東北北部の豪雨被害を上手いこと躱せた結果、大体に於いて天候に恵まれ、殊に北海道内では爽やかな秋晴れって体感で、想定以上の良い旅と相成りました。とは云え、纏めてみたら思い出したが、せっかく夏の東北・北海道旅行だというのに、地場・季節の美味しいモノを全く食べずに、コンビニ等の粗末な食事ばかりだったのが残念で、この失敗を次回の旅に活かしたいところ。 掛かった費用としては、交通費・宿代で73kに、飯代・土産等が20kくらいでおよそ93kと結構高かったです。因みに2回分残った18きっぷは金券屋で4.5kで売れました。最後に今回もソシャゲの駅メモ・駅奪取をプレイしながら移動したけど、もはやルーチン化して飽き加減となりましたよっと。 |